ラクル美容外科理事長インタビュー（これから美容医療に挑戦するドクターへ）-【美容医局】美容外科・美容皮膚科の医師求人専門・転職紹介実績№１

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THE INTERVIEW
ラクル美容外科山本厚志理事長

Introduce

形成外科ご出身、都内大手美容外科の院長を経てラクル美容外科を開業された山本理事長。
必要最小限でその方の望む最大の効果を得られるよう技術の向上に余念がありません。
治療に対してはもちろん、接遇サービスにも重要性を感じ、高い意識を持って取り組む姿勢が感じられました。こだわりを持ち、独自の手法で経営されています。

美容クリニックを開業した理由について教えてください。

漫画のブラックジャックが影響しています。美容に進むことは医学の道を志した頃から決めていました。彼は開業医なので、開業医を目指したというのもあります。
彼の手術を通じてその人の人生を変えてしまう劇的な場面を幾度も見て、憧れを抱きました。ブラックジャックのように法外な治療費はいただいていませんが…（笑）
美容は、ほんの少しの変化がその方の性格や気持ちまで変えてしまうので、とてもやりがいを感じます。自分が良いと考える美容クリニックを作りたかったことも開業した理由の一つです。

クリニックの特徴について教えてください。

大きな特徴は、当院にはカウンセラーがいないことです。
本来カウンセラーを置いてしっかりとクロージングをする体制を作ることはクリニックの成長を早くしますし、大きな収益が見込める要素だと思います。
しかし私はそのやり方ではなく、医師がカウンセリングを行うスタイルにして治療をするかしないか、患者様の意思決定に委ねています。
また、設備や術式が最新であることはこの分野ではとても重要ですので、できる限り最新の機器を取り揃えて、最新の治療ができる環境を整えています。
もちろん自分のスキル向上も欠かすことはありません。

カウンセリングをする上で気を付けていることはありますか。

私が元々形成外科出身で更に皮膚科を経験したということもあり、皮膚外科について最高の治療を行っている自信があります。また、両方の科目を経験したことで治療の幅が広くなっていることも強みだと思っています。
開業してから20年以上、患者様一人ひとりに合った治療の提案をし続けてきて、高い支持を頂けていることも自信になっていますし、強みだと思っています。

カウンセリングをする上で気を付けていることはありますか。

提案は最小限に、段階的な効果をお伝えして、患者様のニーズがどこにあるかというのを見極めることを大切にしています。自分の見立てが甘いとクレームになりますので難しさはありますが、同時に一番やりがいがある部分だと思います。

実際のエピソードはありますか。

とても可愛らしい顔立ちの方から目頭切開の相談があった時は正直やらなくても良いんじゃないかと思っていたのですが、患者様は大人っぽいお顔になりたかったようで、医学的に可能かどうか見極めて実際に施術をしたら綺麗系のお顔になり、患者様はとても満足されたということがありました。
大切なことは、カウンセリングを通じて患者様が求めているものをお聞きし、それに応えることが可能か、理論的な実証をきちんと行い見極めることです。

先生のポリシー、こだわりはありますか？

SNSを見て頂くと分かると思うのですが、私はかなり細かいです。
症例写真は数ミリのズレも気になるので直します。載せる写真１つとっても、雑にやりたくないので真夜中までかかっても丁寧に投稿しています。
クリニックのHPも私がディレクションしているので、自ら制作のスタッフとのやり取りをしています。
手技については、私自身はリフトアップや目周り、鼻の手術が得意にしています。
自身の技術を磨くことに貪欲になることは、この仕事をしている上でとても大切なことだと思います。

お忙しい中で原動力は何でしょうか。

単純ですが、ブラックジャックになりたかったので、その目標に向かって精一杯やってきたという感じです。
手術中は自分がブラックジャックになったつもりで自信と責任を持ってやっていますね。もちろんブラックジャックにはなれていないですが、それに近い仕事はできているかなという想いはあります。
一緒に働く職員の存在も原動力になっています。慣れたオペナースが、一緒にオペに入ってくれていると、『今日はこのナースがいるから大丈夫だ』と自信を持つことができます。受付スタッフも私の意図を汲み取って動いてくれています。スタッフ達は私のことを良く理解してくれていて本当に助けられています。長く働いてくれているスタッフが多いです。感謝の気持ちでいっぱいですね。

どんな医師が向いていますか。

患者様とコミュニケーションをしっかり取れる方は向いていると思います。
自費診療は全額負担ということもあり、中にはお金を払っているのだから何を言ってもいいだろうという方もいらっしゃいます。そのような方であってもコミュニケーションがしっかり取ることで患者様に満足していただける治療へと導くことができます。
また、患者様の中には普段から一流のサービスを受けている方もいらっしゃるので言葉遣いや接遇マナーには気をつけなければならないと考えています。この点については医師だけでなく当院のスタッフ全員が心がけていることです。
技術力についてもこの分野では必須です。人柄が良くても、不器用な人は難しいと思います。
当院については、こだわりを持っている先生が合っているかもしれませんね。

今後の展望を教えてください。

開業したての頃は院をたくさん増やしたいという想いがあったのですが、今はそれよりも組織力を高めることに注力しています。コメディカルはとても優秀な組織なので、あとは一緒に同じ方向を向いてやっていけるドクターに出会えると良いなと思います。
発信力という意味では院の数が多い方が効果的だと思うので、無理に増やしていくというよりも、自分の目の届く範囲で、将来的にタイミングが合えば都内に分院展開を考えていきたいと思います。

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