東京ヒルズクリニック院長インタビュー（これから美容医療に挑戦するドクターへ）-【美容医局】美容外科・美容皮膚科の医師求人専門・転職紹介実績№１

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THE INTERVIEW
東京ヒルズクリニック杉浦功修院長

Introduce

美容外科医歴20年以上。症例数は20万人以上と国内でもトップクラスの技術と経験を誇り、20年の間大手美容外科の第一線で活躍。その技術は海外でも高い評価を受けており、特に中国では後援会が出来るほどで、中国本土から通われる方も多く、高い技術力と絶大な信頼を得ている杉浦先生。開業の経緯や、美容医療についてのお考えを取材しました。

これまでのご経験と美容医療に進んだきっかけを教えて下さい。

美容医療を初めて来年で25年目になります。(※2020年取材当時) 大学を卒業と同時に美容外科に足を踏み入れました。実家が代々医者でしたので、私も医者にならなければいけない環境だったのですが、家を継ぐことに対して少し抵抗がありました。その中で私は元々美容が好きで、外科的な施術をして顔を美しくすることを魅力的で面白いと感じていました。そのため当時ではまだメジャーではなかったのですが、美容外科であれば私の想いや考えが合っているのではと思い、卒業と同時に美容外科を目指したという流れです。当時ですと今よりもグレーな部分がありましたが、現在はそのような部分も少なくなり、美容医療がとてもメジャーな存在になったと感じています。私も当時から最前線で美容医療に携わってきましたので、その一任を担えたという自負はありますし、私自身とても成長できたと感じています。

愛知県岡崎市という地に、クリニックを開業された想いを教えてください。

上記での回答と少し被りますが、実家が代々医者で開業医ですので父が他界したタイミングで既存のクリニックを引き継ぎ、内装や看板を変え「東京ヒルズクリニック」を開業しました。開業当初は「そんな田舎で開業してうまくいくのか」と言われたり、名前が「東京」ヒルズクリニックなので、SEOをかけてもクリニックは愛知県に所在しているのに、都内で出てくるのでなかなか検索されなかったりと、そういう面で最初は色々大変でした。クリニックは通いやすい場所にあればそれに越したことはありませんが、技術力がしっかりあれば遠方からでもお越しいただける方はたくさんいるはずだと考えていたので、クリニックの場所は特に気にはなりませんでしたし、技術力や発信力には自信があったので、不安はそこまでなかったですね。前職は大手美容クリニックにて20年経験した後に独立しましたが、当時の患者様が数時間かけて岡崎院まで来ていただく方もたくさんいました。今であれば日本全国どのような場所でもやっていける自信はあります。現在移転予定ではありますが、新宿院の場合でも駅から徒歩16分と若干距離がありますし、都内では広告もほとんど打っていませんが、たくさんの患者様に来て頂いています。自分自身で「場所」ではなく「質や技術力があれば患者様は来ていただける」というのを証明することができました。

アジアの美容医療は今後どのようになっていくとお考えでしょうか。

以前中国で行われた美容外科学会で私は唯一の日本代表として呼ばれ、数千人の前で美容医療について講義をしました。私自身中国とはとても親交があり、よく様々なイベントに呼んでいただく機会がありますが、間近で見ていて中国の美容医療は今後益々伸びてくるだろうと感じています。現在中国では美容医療機器が少し劣っているという話もありますが、技術発展のスピードが非常に早く、あと5年もすれば大きく変わってくると思います。

杉浦先生の教え子には、今や業界で有名な先生やご活躍されている先生も多くいるとお伺い致しました。自分の技術を教えることに対するポリシーや人に指導をする際に気を付けていることを教えてください。

人に指導する際に技術はもちろんですが、「社会人として」という人間性や人格形成の部分に重点を置いています。美容技術は多くの症例に当たれば当たるほど上達すると思っていますので、最低限してはいけないことは伝えた上で、まずはやらせてみるという考えです。人格は仕事をする上で非常に大事なものだと思っているので、周りに対して感謝の気持ちを常に持つことですね。そうすれば全てが好循環を生みます。

年々美容クリニックが増えている中で、他院とどのように差別化を図っていますか。

私は独自路線でやっているので、正直他のクリニックの影響はほとんど受けていません。私の考えとしては、爆発的に流行ってしまうとその後は下降線を辿ってしまうので、なるべく流行らせずに上手く調整してバランスをとっています。他のクリニックに真似されることは沢山ありますが、当院が他のクリニックの真似をすることは一切ありません。あくまで「質」を重視すれば需要も出てきますし、それがそのクリニックの強みにもなります。

杉浦先生がお考えになる、今後の美容医療の展望を教えてください。

これからは競争がより激しくなると思います。大手は特に低価格化の争いが激化していて、患者様の取り合いになってしまっている印象です。これからは施術を受ける際、目や鼻など部位ごとでクリニックを分けて利用する方が多くなってくると思います。そうなってくると大手クリニックと中小のクリニックが数個生き残り、そこで選ばれなかったクリニックがどんどん淘汰されていくと思います。今は世の中に沢山のクリニックが存在していて、今後も増えていくと予想される中、集客は特に難しくなってくると思います。自分の得意施術をいかに伸ばし、個性・強みを持っていけるかが鍵となってくると思います。

美容を目指す先生や開業を志す先生にアドバイスをお願いします。

一度美容医療に足を踏み入れると、もう後戻りはできないと思います。お金を目的とした中途半端な考えはよくないですし、思っているよりも非常に厳しい世界なので、肝に銘じて覚悟を持って臨まれた方が良いです。また仮に開業をすると終わりがないので、永遠にやっていかなければならないですし、ゴールがないです。「自分自身が正しいと思ったことを貫く」ということを大切にしてほしいですしチャンスは平等にきますので、それを掴めるかどうかだと思います。

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